毎日の暮らしに取り入れるケアの大切さについて

子どもの頃、眠る前や疲れたとき、母が自然にマッサージをしてくれていました。
家族の誰かが疲れていれば、誰かがそっと手を差し伸べる。
我が家にとって「触れるケア」は、特別なことではなく、日常の中にある当たり前のものでした。

人を癒す仕事に惹かれ、看護師を志した背景には、
そうした原体験があったのだと思います。

病棟で勤務していた頃、入院による不安や緊張を少しでも和らげたいという思いから、
入浴介助や清拭の際に、さりげなく肩や背中に触れることがありました。
緊張していた表情がふっと緩み、安心したような笑顔を見せてくださった瞬間は、
今でも強く心に残っています。

この「触れることで伝わる安心」を、
日常の中でも大切に届けたいと考え、
アロマセラピーを学び、国際資格を取得しました。

当初は、心身の不調を抱えていた家族のケアを目的に始めた活動でしたが、
次第に「同じように役割を抱え、頑張り続けている方の力になりたい」という思いが強くなり、
2018年より訪問アロマセラピーを開始しました。

その後、高齢者施設や依存症回復期の施設、
支援者を対象としたセルフケア講座、デイサービスなどにも関わりながら、
年齢や立場、背景の異なるさまざまな方と向き合い、
心と身体の緊張をゆるめるケアを続けてきました。

「手当て」という言葉が示すように、
人が人に触れて行うケアには、言葉だけでは届かない安心があります。
一方で、触れることが負担になる方がいることも、
看護師として多くの現場で学んできました。

そのため当サロンでは、必ずご本人の意思を大切にし、
「今は触れない」という選択も含めて、
その方のペースを尊重した関わりを基本としています。

年齢を重ねる中で、
はっきりとした病気ではないけれど、
「以前と同じようには過ごせない」と感じる瞬間が増えていくことがあります。
当サロンは、不調を無理に変えたり、答えを与えたりする場所ではありません。

今の状態を一緒に見つめ、
これからどう付き合っていくかを考え、
日常の中で少しでも楽に過ごせるよう整えていく。
そのプロセスに、静かに寄り添い、伴走することを大切にしています。

誰にも弱音を吐かず、役割を背負い続けている女性が、
安心して力を抜き、自分の心と身体に向き合える場所をつくりたい。
その思いから、完全プライベートサロン infinity を立ち上げました。

忙しくストレスの多い現代だからこそ、
日常の中に「立ち止まり、整える時間」を持つことはとても大切です。
頑張りすぎて限界を迎えてしまう前に、
どうぞ一度、ご自身のための時間を過ごしにいらしてください。

※体調や症状に不安がある場合は、医療機関への受診を大切にしています。